● ちょっと気になるメール・その15 ●
美由貴さんからの 「食べ方」 についてのご相談のメールです。

■【筋肉緊張ダイエットについて質問です】　　2001年２月２日　美由貴さんより

　Tarchanさん、はじめまして！
　ＨＰを拝見させて頂きました。　目から鱗がボロボロ落ちました！　スバラシイ方法を教えて下さって、本当に感謝しております。

　筋肉緊張ダイエットを始めてから、ぶよぶよだった太股がひきしまってきました。　加えて…以前よりお腹がすくようになり、食事の量が増えたのですが （質もかわりました…お肉などを食べたくなってきたのです） 体重は増えません！　それどころか、逆に体が引き締まってきたようです。　本当にスバラシイです〜！！

　前置きが長くなってしまいましたが、質問がございます。
　筋肉緊張を続けて行くと、１日に適当な摂取カロリーはどのくらいになるのでしょう？？
　申し遅れましたが、私は２３才女性、デスクワークで、良く使われる生活強度は�T、といった感じですが…
　「自分はスポーツ選手並だ！」 と思ってたくさん食べてしまっていますが、後々一気に脂肪が…なんてことにはならないでしょうか？？

　Tarchanさんのお時間がおありの際でかまいません、よろしければお答え下さい。
　これからもＨＰを参考にさせて頂きます！　どうもありがとうございました！
　失礼いたします！！

埼玉県 ＊＊美由貴(23)より

■ 返信

　ホームページを見てくださってどうもありがとうございます。
　「太股がひき締まってきた」 との結果報告を聞いて、わたしも大変嬉しく思いました。　これからもぜひ頑張ってください！

　さっそく質問の件ですが、どのくらいの摂取カロリーが適当かは、はっきりとお答えすることは出来ません。
　ただ、適度な食事を摂ることは、健康を維持する面でもたいへん良いことですし、いくら筋肉の緊張を常に維持していても、あまりにも食べ過ぎてばかりいては、やはり効果は半減してしまいます。

　とはいうものの、食べたい気持ちを我慢すれば、必ずといっていいほどリバウンドを起こしてしまうのも、また事実です。
　というわけで、わたしからのアドバイスとしては、お腹が空いてきたら食べる、お腹が空いていなければ食べない、これに尽きます。

　結局、あなた自身の体に聞いてみるのが一番確実だということです。
　例えば、お腹が空けばお腹が 「ぐー」 と鳴ります。これは 「食べなさい」 というサインです。　反対に、お腹一杯になればげっぷが出ます。　これは、「これ以上食べてはいけません」 という警告です。　また、食後しばらくしてから何度もおならが出るのは、明らかに 「カロリーオーバー」 であることを示しています。
　このように、ヒトの体は何か異常が起こると、必ず何らかの信号を発します。　こうした信号に素直に対応して、自分に合った食事の量を決めれば良いのです。

※　お腹編を実践されている方々から良くメールを頂くのですが、お腹をへこませたままにさせておくだけで、食欲が抑えられるようになり、食事の量も以前より少なくて済むようになります。
　ぜひ試してみて下さい。

　まずは、カロリー信仰を捨てること。　医者や科学者が言う数字に振り回されないことです。　あくまで自分自身の体を信じるのです。
　そして体重が増えてきたと思ったら、今まで以上の筋肉の緊張を心がけること。　これで十分なのです。

※ この美由貴さんへの返信内容は、今回の 『基礎講座』 および 『プロフィール』 の更新の際に、一部使わせて頂きました。

■ 美由貴さんからの返信

　Tarchanさん、おはようございます。
　質問のメールにお返事を頂きました、＊＊美由貴と申します。
　どうもありがとうございました！

　私の 「摂取カロリーはいかほどが良いのか…」 という質問に、Tarchanさんは 「カロリー信仰は捨てること。　自分の体に聞いてみるのが一番良い。　お腹が空いたら食べる。　空いてなければ食べない」 と答えて下さいました。
　……すごいです、Tarchanさんって！！

　実は私はここ数日、「筋肉緊張ダイエットをやってるんだから、いっぱい食べても平気なんだ！」 と思い、かなりの過食をしてしまっていたところだったのです…。　大してお腹も空いてないのに、甘い物を間食にいっぱい食べたり、ご飯も本当はもうお腹いっぱいなのに、おかわりしたり…。
　筋肉を緊張させていたので、さすがにドカっと太ったりはしませんでしが （ありがとうございます！） やっぱり体重は増えてしまっていました。　以前やっていた、減食ダイエットのストレスが、今になって現れてしまったんですね…。

　それで、「食べ方」 について悩んでいました。
　「Tarchanさんは 『好きな物を好きなだけ食べても太らない』 ってＨＰでおっしゃっていたのになぁ、私は太っちゃったよー…」 と。
　筋肉緊張ダイエットをする前までの私は、カロリー計算をきっちりしていたんです。
　「ごはん１杯何カロリー。　それ以上は食べちゃダメ！　クッキーは何カロリー、食べたいけどカロリー高いからダメ！」 と…。　そんな日々は、確かに今より痩せていました （でも筋肉はなくて、やつれているって感じでしたが…）。
　またカロリー計算して甘い物を我慢しないと太っちゃうのかなぁと思っていた時に、Tarchanさんからの素晴らしいお返事を頂いて、私は救われました！！！

　間違っていたのはカロリーや食べる物ではなくて、私の食欲だったのですね。　自分でも気が付かなかった事なのに、Tarchanさんはズバリと教えて当てて下さいました。　すごいです！！！
　それから、『好きな物を好きなだけ食べても良い』 というのは、「体が欲しがっている時に」 って事なんですよね？　体が 「もういっぱい」 って言っているのにドンドン食べてしまったら、どんな食べ物も脂肪になってしまいますよねぇ…。

　私は今までダイエットの本をいっぱい読んで勉強し、全てわかったつもりになっていました。　でも実は一番基本的な事を理解していなかったんだな、と気づきました。　私が学んだことは、「この食品は何カロリー」 ということだけ…。　まぁ、それも悪いことではなかったとは思いますが、　結局は減食のストレスへの引き金になってしまいましたし…。

　けれど私はもう、食べ物の事でストレスを抱えて、食欲を乱すことはなくなると思います！
　これからは自分の体を信じて、自然な食欲を満たしながら常態変換法で立派な筋肉をつけていってあげたいと思います。　今回Tarchanさんにお返事を頂いて、今まで以上に自分の体が大切になりました！

　本当にどうもありがとうございました。
　Tarchanさんは、ダイエットの本を書いているそんじょそこらのお医者さんよりずっとずっと賢くて素晴らしいですね！　TarchanさんのＨＰに出会えて、私は幸せです！

　大変長くなってしまいまして、申し訳ございません！　お忙しいところ、ありがとうございました。　これからもお互い、素晴らしい筋肉をつけていきましょうね（笑）
　それでは失礼いたします。