お 腹 編 参考メールバックナンバー
Q.9

【こどもが大きかったので皮膚が伸びてしまい…】
 2000年8月9日 佐々木さん [主婦] より

 私、佐々木と申します。 始めてHPを見させて頂きました。
 私も初めの子供を妊娠した時に凄く太りました。 お腹や二の腕や腿が太りました。 その後、子供を産みながら少しは元へ戻り、後少しで元の体重かと思われていたのですが、また少しずつ太ったり痩せたりの繰り返しです。
 先日もちょっと出張先で沢山食べたんでしょうね(?) 少しまた太ってしまいました。 それから全く落ちなくて1kgを行った来りの毎日です。 お腹はこどもが大きかったので皮膚が伸びてしまい、その分が凄く大きいと思います。
 どうしたら良いでしょうか? お返事下さい。


A.  まずは 「心の持ちよう」 を改善することです。

 ホームページを見てくださってどうもありがとうございます。
 さぞや出産でご苦労されたことと思います。 さっそく質問の件ですが、妊娠中や出産後に太ってしまった、という話は良く聞きます。 わたしのもとにもそうした方々からのお悩みのメールを良く頂きます。

 妊娠中や出産後に太るのは女性ホルモンの影響もあるので、ある程度は仕方がない面もありますが、すべての女性がそうなるわけではありませんし、例えば女優さんで、出産を体験されたのにもかかわらず、出産前とほとんど体型が変わらない人をわたしは何人もTVで見ていますので、やはりこれは 「心の持ちよう」 が関係しているのだと思います。

 その 「心の持ちよう」 の変化が端的に表れるところ、それは 「筋肉の緊張」 なのです。
 子どもを産んだ幸福感、充実感、達成感などが重なり、つい心の緊張が緩みがちになります。 その心の緩みが即座に 「筋肉の緊張の緩み」 となって現れるのです。
 これが佐々木さんが太ってしまった真の原因だと思われます。

 わたしが佐々木さんにお勧めするのは、今すぐ筋肉緊張生活を始められることです。
 二の腕や太腿、お腹はもちろんのこと、体の隅々に至るまで常に緊張を保つことです。 お腹の皮膚のたるみについては、まずお腹を常に意識的にへこませておくこと。 最初は少しへこむだけですが、お腹の筋肉はちゃんと働いています。 結果をあせらずじっくりと実践してみてください。
 大事なのは日々の努力です。 毎日毎日常に実践していけば、必ず出産前の体重に近づくことになるでしょう。 頑張ってください!

Q.8

【下のT.Oさんのメールへの反論】
 2000年8月7日 T.Nさん [声楽家] より

 はじめまして。 私は声楽家で、ボイストレーニングを本業としている者です。
 従来よく言われてきた腹式呼吸! 一般の人には勿論の事、専門家でさえ、誤解して、誤った呼吸法を行っている人が多いです。
 息を吸う時に、腹をやみくもに出すやり方は、胸郭を狭め、心臓を圧迫します。 イタリアの歌手達のフォームを見てみると、よく解ります。
 私も、息を吸う時に、腹を引く様にしてたら、姿勢も良くなり、声も良くなりました。 そもそも、胸式とか、腹式とか、呼吸を言葉で区分する考え方そのものが、私は好きではありませんが・・・。
 要は、肺の全部を満たす事が重要だと思います。

 このページの目的とは少しずれましたが、私の長年の経験から思うところをメールしました。


A.  お腹編を実践される際、皆さんには、とりたてて腹式か胸式かを意識することなく、あくまで自然に呼吸するようすすめています。

 「息を吸う時に、腹を引く様にしてたら、姿勢も良くなり、声も良くなりました」 というご意見は、わたしの心配事の種を一つ吹き飛ばしてくれたような気がしました。
 HPでは 「お腹を引っ込めながら呼吸すること」 を推奨していますが、その際、実践される皆さんには、とりたてて腹式か胸式かを意識することなく、あくまで自然に呼吸するようすすめています。 なぜなら、あまりにも腹式か、胸式かを意識してしまうと、呼吸そのものがおかしくなってしまうからです。

 そのようなわけで、日頃から呼吸法と直接関わりをお持ちの、専門家の方の貴重なご意見として、ぜひ今後のページ作りの参考にさせていただきたいと思います。

Q.7

【お腹をへこます方法ではなく、腰に重心を置くような感じで腹筋を固くする方がいいのでは?】
 2000年6月4日 渋谷さん [35歳デザイナー] より・2回目

 御回答ありがとうございます。
 前回のメールは 「かんたん!筋肉緊張ダイエット」 のホームページを見てすぐ思った疑問をメールしたのですが、今回はしばらく実践してみた後の質問ですのでよろしくお願いします。

 ホームページの図解にあるような「お腹をへこます」方法ではなく、腰に重心を置くような感じで腹筋を固くする(どちらかというと下方へ押す感じ?)方法を行うと腹筋も横腹も更に固く(緊張?)なるのですが、その方法よりも、やはり「へこます」方法の方が効果があるのでしょうか?
 素人的な単純な考え方をすると、筋肉を固めていると、腹筋も強くなり、さらに緊張して脂肪にも影響があるように感じてしまいますが。
 お腹をへこましているあいだは(固くする方法よりは)腹筋も横腹も、それほど固くなっていなく、あまり緊張して(神経が集中して)いないのではないかと感じてしまいます。

 たしかに「筋肉をつける」=「その部分の脂肪を落とす」ではないかもしれませんが、腹筋を固くしている方が、その部分が緊張しているように感じるのですが。 私は脂肪を落としながら、さらに筋肉を付けることを目標としているのですが。
 御回答お願いいたします


A.  たしかにお腹をへこませておくだけだと、筋肉があまり働いていないような印象を受けるかもしれません。

 ただし、お腹がポコっと出ている人にとっては、これが実に大変なことで、相当の筋力を必要とするのです。
 ようするに、お腹をへこませておく方法とは、お腹がポコっと出ている人がお腹の筋肉を緊張させることに慣れるための最初のステップと考えてください。
 もちろん渋谷さんの言われるように、腰に重心を置くような感じで腹筋を固くする(どちらかというと下方へ押す感じ)方法は、大変有効だと思います。 お腹をへこませておくことに慣れたら、ぜひ実践することをおすすめします。
 なお、以前も別の方から似たような指摘を受けたことがあります。
(下の [Casterさんからのメール] を参照してください。)

 このように、お腹の筋肉を緊張させる場合、どちらかといえば、おへそよりももっと下の部分に意識を集中させた方がいいようです。
 HPでは、このことをもっときちんと説明するべきであると痛感しました。 今後の課題とさせていただきます。

Q.6

【両横腹の部分にも効果があるのでしょうか?】
 2000年5月25日 渋谷さん [35歳デザイナー] より

 こんにちは。 僕は渋谷と申します。 35歳、デザイナー(座り仕事)です。
 常態変換法、興味深く、実践してみようと思っています。
 そこで質問なのですが、僕の場合、お腹、とくに横っ腹の脂肪を取りたいと思っているのですが、説明にありました通り「お腹をへこます要領」で両横腹の部分にも効果があるのでしょうか?
 横腹を意識して緊張させておくのが、イマイチ上手くいきません。 御回答よろしくお願いします。


A.  脇腹を引き締めたい場合でも、まずはお腹を常にへこますことを心がけてください。

 お腹をへこますだけでも、横腹の部分に十分効果があります。
 人のからだには、力の入れやすいポイントと力の入れにくいポイントがあります。 ご承知のように、脇腹の部分に集中的に力を入れようとしても上手くいきません。
 ですから、脇腹の部分を引き締めたい場合でも、まずはお腹を常にへこますことを心がけ、それと同時に脇腹の部分も連鎖反応的に力を入れるようにすることです。 こうすることで、お腹と脇腹、両方同時に引き締めることが可能になります。

Q.5

【「おへそ」 よりも 「丹田」 の方が納得がいくのですが…】
 1999年12月19日 Casterさんより

 はじめまして。「筋肉緊張ダイエット」 を見させていただきました、Casterと申します。
 応用編の 「お腹に力を入れる」 というところは、非常に納得がいきます。 ただ、一つだけ気になったことがありまして。
「おへそを中心に力を入れる」 ということですが、ひょっとすると座禅でいうところの 「丹田」 のあたりが正解かも知れないですね。 おへそから少しだけ下のいわゆる 「下腹」 の部分です。 座禅を組むときは、ここにぐっと力を入れて腹式呼吸をします。 この部分に力を入れるなら、十分に腹式呼吸が可能です。
 座禅と同じメカニズムなので、僕としては 「おへそ」 よりも 「丹田」 の方が納得がいくのですが。
 いかがでしょう?


A.  貴重なご意見、どうもありがとうございます。

 わたしは座禅には詳しくないのですが、筋肉を緊張させることは、座禅のように精神を統一することと、案外つながっているのかもしれませんね。
 ご指摘のように、「お腹に力を入れる」 ということは 「丹田」 に力を入れるということにもなるでしょう。 また、腹式呼吸をする際には、たしかに 「おへそのまわり」 よりは 「丹田」、つまり下腹部に力を入れた方がいいかもしれません。 これは今後の研究の課題とさせていただきます。

Q.4

【息を吸うときにお腹を引っ込めるというのはおかしいのでは?】
 1999年9月25日 T.Oさんより

 こんばんは。 HP見させてもらいました。
 このHPの内容にとても疑問に思うことがあります。
(中略)
 2つ目はおなかについてです。
 おなかをひっこめることはいいことかもしれませんが、息を吸うときにお腹を引っ込めるというのはおかしいのではないのでしょうか?

 息を吸うときにお腹を引っ込めればどうしても胸式呼吸になってしまいます。 ご存じかと思いますが、人間にとって腹式呼吸が一番理想で、エネルギー消費量も高いので、ダイエット方法にも利用されるほどです。 それをどうして胸式にしなければいけないのでしょうか?
 胸式呼吸をしているとどうしても腹斜筋が弱くなって、お腹の横に脂肪がつきやすくなります。 姿勢も悪くなり百害あって一利なしといったところです。
 息を吐くときにお腹に力をいれてへこませ、腹筋を中心によせて上に押し上げるような感じで空気を絞り出すします。 すると力をゆるめれば自然にお腹に空気が入ってきます。
 これはいわゆる歌手の人たちの呼吸法で腹直筋、背筋、腹斜筋を使うので、お腹全体を鍛えてなおかつ肺活量も上げられます。 お腹の脂肪をとるには腹筋を鍛えるのはもとより、背筋、腹斜筋も大事です。
 僕はあまりお腹をへこませることにこだわるよりは、ちゃんとした呼吸法を自然に身につけるほうがいいと思います。


A.  たしかに 「お腹を引っ込めたまま息を吸う」(注:以前はこう説明していました) では、「胸式呼吸になってしまう」と受け取られても仕方がありません。

 わたしの真意は、息を吸う時にしろ吐く時にしろ、お腹を引っ込めておくことが大切なのですが、人はとくに息を吸う時にお腹が出やすくなるので、息を吐く時よりも息を吸う時にお腹を引っ込めておくよう心がけてほしい、という意味であり、けっして胸式呼吸をすすめているわけではありません。
ちなみに、お腹を引っ込めて呼吸するからといって、それがそのまま胸式呼吸となるわけではありません。 胸式と腹式の違いは、厳密にはお腹の使い方ではなく、胸郭、あるいは横隔膜の使い方によって区別されています。

 しかし、ご指摘のように、以前の説明をそのまま受けとって、変な呼吸法を身につけてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
 T.O さんのご意見を参考に、さっそく検討させていただきます。

T.O さんからのご指摘を受け、この後の更新で 「お腹を引っ込めたまま息を吸う」 を 「お腹を引っ込めたまま呼吸する」 に変更しました。

Q.3

【さらしなどを巻けば効果はあがりますか?】
 1999年6月28日 K.Toshihiroさんより

 常態変換法に大変興味を持ちました。 太鼓腹のように、おなかがでているのですが、「おなかを引っ込める」 とは、おなかに力を入れ思いっきり引っ込めるようにすればいいのですか。 要領がわかりません。 また、効果をあげるために、「さらし」 などを巻けば効果はあがりますか、教えて下さい。


A.  さらしよりもベルトで調節する方がよいでしょう。

 ご質問の件ですが、要領がわからない場合は、とにかくお腹を引っ込めておくことに重点を置いてください。 実際にやってみれば、これだけでも、おへそのあたりにグッと力が入っているのがお分かりになると思います。
 また、効果を上げるためには、さらしよりもベルトで調節する方がよいと思います。 さらしをいったん巻いてしまいますと、苦しくなった時に元に戻すことができません。 最初からあまり長時間お腹を圧迫してしまうと、からだにもよくありません。

 ベルトをややきつめに締めて、お腹を常に引っ込めておくようにします。 苦しくなったらいったんベルトを緩め、しばらくしたら、またきつめに締める、ということをなんべんでも繰り返し、段々ときつめに締めておく時間の方を長くするようにします。
 ただし、ここで気を付けて欲しいのは、ベルトをきつく締めているから、そのうち自然とお腹が引っ込んでくるだろう、とは考えないことです。 ベルトをきつく締めるのは、あくまでお腹を引っ込めておくための補助的な方法なのですから、まずは何よりも自分自身の意志でお腹を常に引っ込めておく、という心がけが重要なのです。

※ 今回のK.Toshihiroさんのメールへの返信内容は、そのまま 「おなか編」 の説明文に採用させていただきました。

Q.2

【矯正下着も有効ということですか?】
 1999年5月14日 Mikiさんより

 「おなかがへこんだ状態を普通の状態とする」為にはやっぱり、ガードルやニッパー等の矯正下着も有効ということですか? 何より、人に「見られてる」ときれいになれるというのは本当なんですね。


A.  たしかに有効だと思いますが、やはり自分自身の意志によって行う方がよいでしょう。

 常態変換法の理想から言えば、矯正下着を身につけるよりは、やはり自分自身の意志によって行う方が後々のためによいかと思います。 また、矯正下着を一度身につけてしまうと、苦しくなったときに元に戻すことが出来ません。
 最初のうちからあまり長時間お腹を引っ込めた状態を続けていると、かなり腸を圧迫して消化にも良くないと思われますので、矯正下着を着けるのは、やはりお腹編を実践して、ある程度効果が出てからの方がいいと思います。

Q.1

【腹筋をやってみたら、脂肪がそのままの形で筋肉になってしまい…】
 1999年5月12日 K.Tさんより

 はじめまして。 最近おなかの出っぱり気になりだした者です。 車の免許を取ってからというもの自転車に乗る機会が減り、運動不足になりがちになってしまい、おなかがたるみ出しました。
 そこで腹筋を毎晩やってみたのですが、今度はその脂肪がそのままの形で筋肉になってしまい、おなかがでっぱったまま筋肉がついてしまいました。
 こんな場合でも常態変換法で出っぱったおなかをへこます事ができるのでしょうか?


A.  腹筋はどちらかというと、脂肪を落とすというよりは、筋肉そのものを鍛える力の入れ方ですから、そうなってしまったのだと思います。

 お腹が出っ張っているということは、お腹を内側へ内側へと引き止めておく筋肉の力がだんだんと弱くなってしまったことによるものです。
 まずは何よりも、お腹を常に意識的に「へこませておくこと」が重要です。 これだけでも相当お腹の筋肉を使っていることになります。
 苦しくなったら、いったん元に戻して、再び思い切り引っ込めるようにしてください。
 これを苦しくならないようになるまで何べんでも繰り返し、最終的にはお腹を引っ込めた状態が「普通の状態」になるようにします。
 それでは、ぜひがんばってください!

※ 今回のK.Tさんからのメールへの返信内容は、そのまま 「おなか編」 の説明文に採用させていただきました。




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