基礎講座


筋肉緊張ダイエットは次の二つの基本原則から成り立っています。

1.体のあらゆる部分の脂肪の付き具合は、その部分の筋肉の緊張力によって決まる。

2.痩せたい部分の筋肉に思い切り力を入れ、それを一時的ではなく常に維持していけば、理想の体型になることができる。

(※ただし、まぶたの場合は筋肉の緊張力ではなく、まぶたの動かし方によって決まる。)


痩せている人の首すじを見たことがありますか? ものすごく筋張っているのが分かりますよね。あれは筋肉がいつも緊張しているせいなのです。
 痩せている人とは、筋肉の緊張力が常に高い人のことであり、太っている人とは、筋肉の緊張力が常に緩い人のことなのです。

つまり、痩せている人と太っている人の最大の違いは、「食べる量が多いか少ないか」あるいは「運動をするかしないか」にあるのではなく、「筋肉が常に緊張しているかいないか」にあるのです。
 ですから、太っている人が痩せたい場合には、痩せたい部分の筋肉を思いきり緊張させ、それをずっと維持していけばいいのです。

筋肉には二つのタイプがあります。速筋と遅筋です。
 速筋は短い時間に強い力を出す時に使われる筋肉です。激しいスポーツや筋力トレーニングなどで鍛えられる筋肉は、おもにこの速筋です。
 速筋は使えば使うほどムキムキとした筋肉を作り、逆にまったく使わなくなれば、その分だけ細くなり衰えていきます。

一方、遅筋は力は弱いですが長時間力を持続することのできる筋肉です。
 例えば、痩せてガリガリ型の人を想像してみてください。いかにも力がなさそうに見えますが、実は体中の筋肉はいつも緊張していて、いつも力が入っている状態なのです。つまり遅筋がいつも働いているのです。

筋肉緊張ダイエットは、この遅筋を使います。
 遅筋はいくら力を入れてもムキムキになることはありません。あくまで力を持続させるために働く筋肉です。
 ですから遅筋を使えば使うほど、筋肉が発達することなく、脂肪だけを燃やすことが可能なのです。


ではさっそく実践編に入りましょう。

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