ちょっと気になるメール・その26

告白と決意のメール(6) よしこさん [28歳女性] の場合です。
(『皆さまからの反響の声』より再掲。)

【はじめまして】
  2003年3月24日 よしこさん [28歳女性] より

 来月28歳になる、今、無職の女性です。
 顔をもっと細くしたくて検索していたら、こちらにたどり着きました。 書いてあることは前々から疑問に思っていたことばかりだったのであまりにも嬉しくて、メールさせてもらいました。

 私も自分が心から望まないこと(仕事など)をしつづけた結果、精神的にもきつくなってしまい、今は仕事をしていません。 今多分、自分の人生の中で一番きつい時じゃないかなと思っています。 でも、ここで止まる時期がなかったらきっとこの先大変なことになっていたと思い、今では感謝しています。
 半年ぐらい前から、自分の年齢や年相応ということに対して考えるようになりました。 年齢は増えても、心ってそんなに変わらないものですよね。 実際、高校生の頃と心は私の中では変わりません。 年相応ってなんだろうと考える日々が続きました。
 私は童顔です。(ストレスで目の下に今、くまがあるけど) いつまでも子供のようではいけない、もう大人なんだし、27歳。などと考えるようになって思い込みで自分が老けこんできた気がしたのです。

 こちらのホームページを見て、世間の常識などにとらわれずに自分は自分でいいのだと、安心しました。 服も大人っぽいのを着なきゃと思っていたし、もう、かわいい服も着れなくなるのかなと、なんか生きる気力もなくなっていくような気持ちだったんです。 自分が好きじゃない格好って、かなりつらいですよね。
 いったい誰が、年相応とか決めたんでしょうか。 なんだかみんな、無理やり基準に自分をあてはめているような気がします。
 ちょっと前のドモホルンリンクルのCMなんか、ホント不愉快でした。 30代からの年齢肌には叩き込まなければいけないとばかりに化粧水を凄い勢いではたいてるCM、覚えていますか? なんか、あんなの見ると冗談じゃなくこの先いいことないかも・・・なんて思っていました。
 もうこれから先は、自分の基準で生きていこうと思います。 自分が喜べることじゃないと、心も体も納得しないということがよくわかりました。 ストレスが多かったときは笑わなくなってることさえ気がつかなかったんです。

 長い文章になってしまいましたが、一つ聞いてみたいことがあります。 人間はDNAのなかにほぼその人の寿命が生まれたときには決まっているというようなことを聞いたことがあるのですが、それも意思の力でかえることができるのでしょうか?
 まとまりのない文章になってしまいましたが、このようなすばらしいホームページに出会えて、感謝でいっぱいです。 これからはもっと自分を信じて大切にしようとおもいます。

【返信】

 ホームページを見てくださってどうもありがとうございます。
 「こちらのホームページを見て、世間の常識などにとらわれずに自分は自分でいいのだと、安心しました」 との声を聞いて、わたしのHPが少しでもお役に立つことができて、大変うれしく思っています。
 これからもぜひ、ご自分の本当の欲求を大切にして、自己愛を貫かれて行かれることを切に願っています。

 さて、ご質問の 「人間はDNAのなかにほぼその人の寿命が生まれたときには決まっているというようなことを聞いたことがある」 とのことですが、わたし自身はDNAがその人間の寿命を決定するなどということはあり得ないし、寿命そのものさえも存在しない、生物はもともと永遠を目指す存在である、という見解を持っています。 DNAの配列でその人の寿命が決まってしまうなんて、それこそ夢も何もない話で、あまりにも馬鹿馬鹿しいからです。

※DNAについて少し詳しく説明しますと、DNAの両端に「テロメア」という領域があり、細胞分裂を繰り返すたびに短くなっていくので、おそらくこれが細胞分裂の限度回数、すなわち寿命を決定している因子ではないか、というのが科学者の一般的な見解のようですが、これはあくまで仮説ですので、どこまで寿命と関わっているのか、果たして寿命を決定している因子なのかはいまだ不明です。

 そもそも遺伝子(DNA)は人間のあらゆる性質を決定する因子であるとは、わたしにはどうしても思えません。 人体のごくごく基本的な構造を決定する設計図であることには違いないかもしれませんが、それが人間の心や体すべてを規定している絶対的な存在だとは考えられないのです。 すべてがDNAの配列によって決まってしまうのでは、あまりにも生物としての主体性が無さすぎるからです。

 すなわち、DNAといえども、その人自身の意志のあり方に従って絶えず変化するものである、というのがわたしの考えです。 これは、例えば生命の危険に晒されている状況であったり、環境の激変であったりすることはもちろん、その人の生き方や価値観が大きく変動した時などに起こりやすいと考えられます。
 もちろん、わたしがいくらこんなことを言っても、科学的に証明されたものではありませんから、はっきりと断言することはできませんが、生物の大きな進化も、こうした生物自身の持つ意志の力によって引き起こされるものなのではないでしょうか。

 科学は意志の力というのを最初から考慮に入れていませんが、意志の力を持つことこそが生命の本質なのであり、むしろ、意志の力こそが体のあらゆる性質を変える力を持つまさに当のものなのであるとわたしは考えています。 そのことを皆さんに分かってもらえる日が来るまで、わたしはわたし独自の研究を続けて行きたいと思う所存です。

【メール、ありがとうございました】
  2003年4月15日 よしこさんより・返信

 ちょっと前になりますが、ていねいなお返事をありがとうございました。 28歳、無職の女性です。(名前書くのを忘れていました)名前はよしこです。
 DNAについて詳しい説明をしていただき、自分なりに納得することができました。 私もこれからも意志の力を信じていきたいと思います。
 Tarchanさんの髪もその後どうなったのかなと思っていましたが、順調に回復しているようで、自分のことの様に喜んでしまいました。 私のメールものっていて下手な文章ではずかしかったのですが、少しでもお役にたてたならうれしいです。
 あと、顔をもう少しシャープにしたいので、意識して頑張ってみます。 効果が出たらお知らせします。




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